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『輪まはし』
ふりがな文庫
『
輪まはし
(
わまわし
)
』
ついぢの 椿の花のした、 ここから 輪まはし かけてつた。 木ぎれで ひいた横の線、 ここから からから かけてつた。 帽子に 椿の花插して、 ぬくとい 垣根に そつてつた。 ついぢに 凭れてあつち見て、 あの子が ひとり まつてゐる。 …
著者
新美南吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「チチノキ」1933(昭和8)年8月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
凭
(
もた
)