選後にせんごに――芥川賞(第二十二回)選後評――――あくたがわしょう(だいにじゅうにかい)せんごひょう――
今度は読みごたへのある作品が多く、だいたい粒がそろつてゐて、たいへん張り合ひがあつた。それだけにまたそのうちに幾篇かは、優劣をきめにくい長所に支へられてゐて、一篇を選びだすのに困難を感じた。 いろいろな文学賞があつて、それぞれ特色のある立場 …
題名が同じ作品