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『お魚女史』
ふりがな文庫
『
お魚女史
(
おさかなじょし
)
』
その朝は玄関脇の応接間に×社の津田弁吉という頭の調子の一風変った青年記者が泊りこんでいた。私は徹夜で×社の原稿を書きあげたところで、これから酒をのんで一眠りと、食事の用意ができたら弁吉を起そうと考えていた。その弁吉がキチンと身仕度をとゝのえ …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「八雲 第三巻第八号」八雲書店、1948(昭和23)年8月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約32分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
倅
(
せがれ
)
相好
(
そうごう
)