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『本郷の並木道』
ふりがな文庫
『
本郷の並木道
(
ほんごうのなみきみち
)
』
一年半京都に住んで、本郷へ戻つてみると、街路樹の美しさが、まつさきに分つた。京都は三方緑の山にかこまれてゐるが、市街の樹木を殆ど思ひ出すことができないのである。多分、街路樹も、なかつたのだらう。 本郷へ戻つてきて、まづ友達とUSで昼食をとつ …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「帝国大学新聞 第七二五号」1938(昭和13)年6月20日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
無聊
(
ぶりよう
)
屡々
(
しばしば
)