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『逢魔の刻』
ふりがな文庫
『
逢魔の刻
(
おうまのとき
)
』
昔は、逢魔の刻というのがいろいろあった。必ずしも真夜中丑満の頃ばかりでなく、白昼かっと日が照ってる時、眼に見えぬ影——魔気——が街路を通っていったり、薄暗がりの夕方、魔物が厠に潜んでいたりした。 現在、吾々の生活にも——特に精神生活には、そ …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
年齢
(
とし
)