樹蔭雑記じゅいんざっき
六月二日 静かな快い日である。朝起きて、下の郵便局に行って見ると、抱え切れない程の小包が来て居る。皆日本からだ。仕方がないから、又家へ戻って、Aを呼んで半分ずつ抱えて帰る。 此の毎朝起きて着物を着るとすぐ何より先に、郵便局に出かけて行く心持 …
作品に特徴的な語句
紐育ニューヨーク