『くちなし』
童心 うちから二人出征している。一人は世帯持ちであるがもう一人の方はひとり者だから、手紙をうち気付でよこす約束にして出発して行った。 行ったきり永い間何のおとさたもなかった。四ヵ月ほどして、ハガキが来た。部隊の名と自分の姓の下に名を書かない …
| 著者 | 宮本百合子 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「中央公論」1938(昭和13)年1月号 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約8分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約13分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
罩