『宝に食われる』
この間、ほんの四五日であったが奈良に行った。そして、短い時間に慾張って処々の寺にあるよい仏像などを見た。奈良には、十九ばかりの頃、中学三年生の弟と春休みに数日暮したことがあった。その時は大阪にいた親戚により、大阪から今はもう廃業してしまった …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「文芸日本」1925(大正14)年7月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約4分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約6分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
悠