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『雛鳥の夢』
ふりがな文庫
『
雛鳥の夢
(
ひなどりのゆめ
)
』
まち子は焼けるやうに、椽からすべるやうに降りて、高い椽の下の柱の所にわづかばかりの日影を求めて、その中にちいさく佇んだ。 そして、いつものやうにうっとりと、明地のなかに植ゑた黄色や、赤の小さい瑪瑙のやうなのや、また大きな柿のやうなトマトを親 …
著者
素木しづ
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
明地
(
あきち
)