『砂糖・健忘症』
年の暮れに珍しくお砂糖の配給があった。一人前三〇グラムを主食三三グラムとひきかえに、十匁を砂糖そのものの配給として配給され、久々であまいもののある正月を迎えた。お米とひきかえではねえ、と云いながら、砂糖を主食代りに配給されることについておこ …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題 |
初出 | 「婦人民主新聞」1948(昭和23)年1月12日号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約7分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
靡