『貞操について（ていそうについて）』
私たちが、或るひとつの言葉からうける感じは、実に微妙、複雑なものだと、びっくりする。たとえばここに貞操について、という表題がある。これを見たとき、私たちの心に直感されたのは何だろう。貞操というもののたしかな価値の感じだろうか。それとも、それ …
著者宮本百合子
ジャンル社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題
初出「婦人公論」1946（昭和21）年11月号
文字種別新字新仮名
読書目安時間約12分（500文字/分）
朗読目安時間約19分（300文字/分）
作品に特徴的な語句
縛（いま）