『五月のことば』
去年の暮、福田恆存は、一九四九年を通観して、「知識人の敗北」の年と概括をした。これは、評論家としての氏にとって、きわめて意味のふかい一つの刻みめを印した発言となった。なぜならば、一九四九年の日本の現実は、混乱しながらもそこを縫って、本質的に …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 不詳、1950(昭和25)年4月執筆 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
扈従