絶対主義と戦争熱で正気をうしなっていた日本の政府が無条件降伏して、ポツダム宣言を受諾したのはつい一昨昨年の夏のことであった。今日までに、まる三年たつかたたずである。その短い間に日本の民主化の道は、はっきりと三つの段階を経た。 第一期は一九四 …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 社会科学 > 社会 > 社会 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「新日本文学」1948(昭和23)年8月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約11分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約18分(300文字/分) |