一月のある寒い日のことだ。 革命博物館見物に出かける。モスクワでは、東京の銀座のような賑やかな通りトゥウェルスカヤ通りをずっと行って、イズヴェスチア新聞社の高い時計台、詩人プーシキンの雪を冠った銅像の見えるストラスナヤ広場を横ぎる。 間もな …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「戦旗」1931(昭和6)年11月7日ロシア革命記念特別号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約9分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
叮嚀