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『春の槍から帰って』
ふりがな文庫
『
春の槍から帰って
(
はるのやりからかえって
)
』
白馬、常念、蝶の真白い山々を背負った穂高村にも春が一ぱいにやってきた。あんずの花が目覚めるように咲いた百姓屋の背景に、白馬岳の姿が薄雲の中に、高くそびえて、雪が日に輝いて谷の陰影が胸のすくほど気持ちよく拝める。 乾いた田圃には、鶏の一群が餌 …
著者
板倉勝宣
ジャンル
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
漲
(
みなぎ
)
籾
(
もみ
)