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『詩集『花電車』序』
ふりがな文庫
『
詩集『花電車』序
(
ししゅう『はなでんしゃ』じょ
)
』
今まで、私は詩集を読んでゐて、涙が流れたといふことはない。しかし、稀らしい。私はこの「花電車」を読みながら涙が頬を伝って流れて来た。極暑の午後で、雨もなく微風もない。ひいやりと流れて来たのはひと条の涙だけ——ああこれは、おれの涙かなと私は思 …
著者
横光利一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
杏
(
あんず
)