『伊香保土産(いかほみやげ)』
にはかに思ひ立つて伊香保まで出掛けた。日頃わたしは避暑の旅に出たこともなく、夏は殆んど東京の町中に暮してゐるが、そのかはり春蚕、秋蚕の後の骨休めを心掛ける農家の人達のやうに、自分の仕事の合間を見てはちよい/\小さな旅に出掛ける。わたしの足は …
作品に特徴的な語句
甘辛(あまから) 粽(ちまき)