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駈付
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かけつけ
切て
駈付來り兩人にて又々
彼方此方と尋ね廻り地内の鎭守稻荷堂或ひは
薪部屋物置等殘らず
搜しけれ共
影だに見えざれば掃部は
不審最此上は和尚を
我ものに一義も被
二引受
一、
頼母敷共、難
レ有共不
レ被
レ申、身にあまり國家の爲
悦敷次第に御座候。
若哉老公
鞭を擧て異船へ
魁御座候はゞ、
逸散駈付むへ草(埋草)に成共罷成申度心醉仕申候。
照し
行て見るに口中を
刺られ
朱に
染みて居りしかば是は大變々々と
云聲に親父の五兵衞も
駈付て五郎藏が殺されたりとは夫れは
如何せし事ぞと死骸を見てヤヽ是はと
尻餠を
も
捕へんとて爭ふ所へ私は
駈付夫と見るより切付しに
過つて彼の女を切殺し又悴は雲助を
打果せしかば如何ならんと
相談致し傳吉を
罪に
落さんと二人か
首を切り川へ流し着類を