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飛交
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とびか
ふりがな文庫
“
飛交
(
とびか
)” の例文
娘の帯の、銀の露の秋草に、円髷の帯の、
浅葱
(
あさぎ
)
に染めた色絵の蛍が、
飛交
(
とびか
)
って、
茄子畑
(
なすばたけ
)
へ綺麗にうつり、すいと消え、ぱっと咲いた。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
数百尺の下は真白に笹縁を取った碧海で、鈍い銀色に光る岩の間を、岩燕がヒラリヒラリと
飛交
(
とびか
)
うのさえ、此世のものとも覚えぬ凄まじい大景観です。
奇談クラブ〔戦後版〕:01 第四の場合
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
が、嘗ての日のあれほど矢のように
飛交
(
とびか
)
った俥の影は? ……なつかしい、馴染のふかいあの俥の影は……?
春泥
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
巣立
(
すだ
)
ちの
頃
(
ころ
)
か、
羽音
(
はおと
)
が
立
(
た
)
つて、ひら/\と
飛交
(
とびか
)
はす。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
交
常用漢字
小2
部首:⼇
6画
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛退
飛翔
飛行