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臥榻
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がとう
ふりがな文庫
“
臥榻
(
がとう
)” の例文
そして外衣を着けて琥珀と猫眼石との
嵌
(
は
)
め込みのある
臥榻
(
がとう
)
に凭れて充分に涼を納れた頃に、女が来てさらにこちらへと導いていった。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
呉と従者は急いで戸の内に避けたが、最後の衛士は呉がここに涼んでいて行列の妨げをなしたのを怒ったらしく、その
臥榻
(
がとう
)
の足をとって倒すと、榻は
石塼
(
いしがわら
)
をうがって地中にめり込んだ。
中国怪奇小説集:11 異聞総録・其他(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
和気
(
かき
)
香風の
中
(
うち
)
に、
臥榻
(
がとう
)
を据えてその上に
臥
(
ね
)
そべり、次第に
遠
(
とおざか
)
り往く
虻
(
あぶ
)
の声を聞きながら、
眠
(
ねぶ
)
るでもなく眠らぬでもなく、唯ウトウトとしているが如く、何ともかとも言様なく
愉快
(
こころよか
)
ッたが
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「
臥榻
(
がとう
)
のかたわら、他人の
鼾睡
(
かんすい
)
をゆるさず……」
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“臥榻”の意味
《名詞》
寝床。寝台。
(出典:Wiktionary)
臥
漢検準1級
部首:⾂
8画
榻
漢検1級
部首:⽊
14画
“臥”で始まる語句
臥
臥床
臥所
臥薪嘗胆
臥龍
臥戸
臥牛
臥龍梅
臥転
臥房