山並やまなみ)” の例文
その二つの山並やまなみは、朝の光を受けて、まるで、黄金こがねのヴェールにつつまれているように、青くキラキラとかがやいていました。
隅田川絶えず名に流れたれど加茂かもかつらよりはいやしくして肩落かたおちしたり。山並やまなみもあらばと願はし。
長崎の港をよろふ山並やまなみに来むかふ春の光さしたりあまつひかり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
山並やまなみの低きところに冬日こつ
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)