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伐
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きり
ふりがな文庫
“
伐
(
きり
)” の例文
毎日こゝかしこの木を心のまゝに
伐
(
きり
)
とりて
薪
(
たきゞ
)
につくり、小屋のほとりにあまた
積
(
つみ
)
おき、心に
足
(
た
)
るほどにいたればそのまゝに
積
(
つみ
)
おきて家に
皈
(
かへ
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
殿様のごときは黒くなりて、「一度あることは二度というぞ。あの松の木今の間に
伐
(
きり
)
倒せ。」と
苛立
(
いらだ
)
ちたまう。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
昔の宿場風の休茶屋には
旅商人
(
たびあきんど
)
の群が居りました。「
唐松
(
からまつ
)
」という名高い並木は
伐
(
きり
)
倒される最中で、大木の
横倒
(
よこたおし
)
になる音や、高い枝の裂ける響や、人足の騒ぐ声は
戦闘
(
いくさ
)
のよう。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
と、千悔の声々も多かりけり、廿餘人
伐
(
きり
)
かさねければ、河水も色を変じたり
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
川崎金右衞門聲をあげ
默
(
だま
)
れ傳吉
威
(
もの/\
)
しく言葉を
飾
(
かざ
)
り刄物の吟味を申立るが夫を汝に
習
(
ならは
)
んや
其意趣
(
そのいしゆ
)
ある事を言聞さん憑司事先年村持の山を
伐
(
きり
)
たる
咎
(
とが
)
に依て村役を
退
(
の
)
けたり其
跡役
(
あとやく
)
は上の思召にて汝を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
常には見上る
高枝
(
たかきえだ
)
も
埋
(
うづま
)
りたる雪を
天然
(
てんねん
)
の
足場
(
あしば
)
として心の
儘
(
まゝ
)
に
伐
(
きり
)
とり、大かたは六
把
(
は
)
を一人まへとするなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
尋問
(
たづね
)
られしかば憑司はぐつ/\
答
(
こた
)
ふる
樣
(
やう
)
私し少し
間違
(
まちがひ
)
の
儀
(
ぎ
)
にて村の
持山
(
もちやま
)
を
伐
(
きり
)
しゆゑ退役いたし其跡にて傳吉儀役人中へ色々
諛
(
こ
)
び
竟
(
つひ
)
に村長と相成しが傳吉段々
我儘
(
わがまゝ
)
押領
(
あふりやう
)
等の筋之有るやにて又私しへ村長を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
常には見上る
高枝
(
たかきえだ
)
も
埋
(
うづま
)
りたる雪を
天然
(
てんねん
)
の
足場
(
あしば
)
として心の
儘
(
まゝ
)
に
伐
(
きり
)
とり、大かたは六
把
(
は
)
を一人まへとするなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
村にちかき所は皆
伐
(
きり
)
つくしてたま/\あるも足場あしきゆゑ、山
一重
(
ひとへ
)
踰
(
こえ
)
て見るに、薪とすべき柴あまたありしゆゑ
自在
(
じざい
)
に
伐
(
きり
)
とり、
雪車
(
そり
)
哥うたひながら
徐々
(
しづかに
)
束
(
たばね
)
、雪車に
積
(
つみ
)
て縛つけ
山刀
(
やまかたな
)
をさしいれ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
伐
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“伐”を含む語句
誅伐
伐採
朝鮮征伐
伐倒
討伐
木伐
殺伐
征伐
伐木
伐出
濫伐
北伐
間伐
伐開
背伐
伐口
伐取
東伐
私伐
賄征伐
...