鼻歌はなうた)” の例文
おくさんは牛小屋の戸をあけるときは、いつも鼻歌はなうたをうたっていたものですし、牛たちはおくさんがきたのをよろこんで、モウモウとないていたものでした。
孟子もうしはゝやおどろかん上達じようたつすみやかさ、うまいとめられて今宵こよひも一まわりと生意氣なまいきは七つ八つよりつのりて、やがてはかた置手おきてぬぐひ、鼻歌はなうたのそゝりぶし、十五の少年せうねんがませかたおそろし
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)