“鼓村”の読み方と例文
読み方割合
こそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広い室内のすみの方へ、背後うしろに三角のくうを残して、ドカリと、傍床わきどこの前に安坐あんざを組んだのは、ことの、京極きょうごく流を創造した鈴木鼓村こそんだった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
名物男のガイドでシイ・※イ・ホテルの客引を兼ねた馬来マレイ人メラメデインが鈴木鼓村こそんに酷似した風采ふうさいをして見物を勧めに来る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
鈴木君は磐城亘理わたり小鼓こつづみ村の旧家の出で、それで号を鼓村こそんといっているが、今から百二十年ほど前の鈴木君の家へ、おりおりもらいにくる老人があった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)