“麦落雁”の読み方と例文
読み方割合
むぎらくがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼奴あいつにも困っちまう。今日はまる狂人きちがいみたよう。わしが、宮様へあげる玉露の御相伴をさしたい、御茶菓子の麦落雁むぎらくがんも頂かせたい、と思って先刻さっきから探しているんだけど」
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
佐渡は、菓子台の麦落雁むぎらくがんをひとつつまんで
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)