“鰐皮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わにがわ66.7%
わにかわ16.7%
わにがは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鰐皮わにがわの紙入れ一個。その内容は百円札七枚、十円札二枚、五十銭札五枚。一銭銅貨二枚。計七百二十二円五十二銭なり。岩形圭吾と印刷した名刺十三枚。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
武男がしゅうと中将より千々岩に関する注意を受けて帰りし両三日のち鰐皮わにかわの手かばんさげし見も知らぬ男突然川島家に尋ね来たり、一通の証書を示して、思いがけなき三千円の返金を促しつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
ぶんだけは、鰐皮わにがは大分だいぶふくらんだのを、自分じぶん晝夜帶ちうやおびから抽出ひきだして、袱紗包ふくさづつみと一所いつしよ信玄袋しんげんぶくろ差添さしそへて
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)