“わにがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鰐皮80.0%
鱷皮20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この分だと、貫一の着た高等学校の制服だの、赤樫あかがしの持った鰐皮わにがわのカバンまで探して来るかも知れない。
「これを一つやって見たまえ」と洋服が鰐皮わにがわの煙草入から太い紙巻を出す。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その間店の上さんが吊銭を手に載せて、板縁いたえんひざを衝いて待っていたのである。純一はそれに気が附いて、小さい銀貨に大きい銅貨の交ったのを慌てて受け取って、鱷皮わにがわ蝦蟇口がまぐちにしまって店を出た。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)