“鰍沢”のいろいろな読み方と例文
旧字:鰍澤
読み方割合
かじかざわ92.3%
かじかざは7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富士ふじ川の名物、筏舟いかだぶねさおさして、鰍沢かじかざわからくだる筏乗いかだのりのふうをよそおい、矢のように東海へさして逃げたふたりのあやしい男がある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは何とも言えません……なにしろこの川は、鰍沢かじかざわから岩淵まで十八里の間、下る時は半日で下りますが、これを上へ引き戻すには四日からかかりますからな。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
有難ありがたうございます……お内儀かみさんえ、間違まちがつたら御免ごめんなすつて下さいまし、人違ひとちがひとふことはございますから、あなたはお言葉の御様子ごやうすでは鰍沢かじかざはのおうまれではないやうでございますな。
祖師そし身延みのぶ参詣さんけいても鰍沢かじかざはの舟には乗るなとおつしやつた