“鯨飲”の読み方と例文
旧字:鯨飮
読み方割合
げいいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カストリ焼酎などという何が何やら、わけのわからぬ奇怪な飲みものまで躍り出して来て、紳士淑女も、へんに口をひんまげながらも、これを鯨飲げいいんし給う有様である。
酒の追憶 (新字新仮名) / 太宰治(著)
れが以前のような大酒では迚も助かる道はないが、幸に今度の全快は近年節酒のたまものに相違ないといったのを覚えて居るから、私が生涯鯨飲げいいんの全盛はおよそ十年間と思われる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
鯨飲げいいんすると、心の窓がひらけ、自然、からりと気が晴れるらしい。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)