“鮮鯛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんたい33.3%
せんたひ33.3%
まなだい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀家から氏房の陣へ使者を送つて、長々の防戦御見事、軽少ながら籠城の積鬱を慰めていたゞきたいと云つて、南部酒と鮮鯛せんたいを持たせてやつた。
二流の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
やすみ弟子中へことわりて歸しふたゝ座敷ざしきへ來りしに清兵衞は五升入の角樽つのだる鮮鯛せんたひをり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
鯛の焼物が腐っていて口にいれることができず、いかにやと心易き殿上人に訊ねましたら、……儀式として鯛はきまったものながら大膳職の御経費に乏しきため鮮鯛まなだいを奉ることかなわず
日本婦道記:尾花川 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)