“顔触”のいろいろな読み方と例文
旧字:顏觸
読み方割合
かおぶれ61.5%
かほぶれ23.1%
かおぶ15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岸本が毎日食堂で見る顔触かおぶれは、産科病院わきの旅館から通って来る柳博士に隣室の高瀬の二人で、若い独逸ドイツ人の客は最早もう見えなかった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お弟子は随分あるが、世間に聞えてゐる人達には、生田長江いくたちやうかう、小山内薫、沼波瓊音ぬなみけいおん、栗原古城こじやう、山田耕作、岡田三郎助などいふ顔触かほぶれがある。
ガアルズ達で、映画のアワア・ギャングもかくや、と思われる顔触かおぶれが、脱衣場だついじょうにまで、入りこんで、パンツの世話まで、手伝ってくれるのには顔負けでした。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)