“頬片”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほつぺた50.0%
ほっぺた28.6%
ほゝぺた7.1%
ほうぺた7.1%
ほッぺた7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菊池がそれを憤慨して、入社した三日目に突然、社長の頬片ほつぺたを擲る。社長は蹣跚よろ/\と行つて椅子に倒れ懸りながら、「何をするツ」と云ふ。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
口惜くやしくってたまらないからおあさの足へかじり付きますと、ポーンとられたから仰向あおむけ顛倒ひっくりかえると、頬片ほっぺたを二つちました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
頬片ほゝぺたつねる、股たぶらを捻る、女郎は捻るのが得手で、禿かむろなどに
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
又市は増長して無理に引付け、ひげだらけの頬片ほうぺたをおやまにこすり付けようとするところへ、帰って来たは惠梅に山之助でございますが、山之助は気の毒だからあとさがる。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
無闇と人の頬片ほッぺた髭面ひげつらこすり附けやアがって……おや笠を落してしまった、仕様が無いなア……おや笠は此処におッこちてる
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)