音楽家おんがくか)” の例文
クリストフがいる小さなまちを、ある晩、流星りゅうせいのように通りすぎていったえらい音楽家おんがくかは、クリストフの精神せいしんにきっぱりした影響えいきょうを与えた。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
「いや、なんだって、上手じょうずになればいいさ。年坊としぼうは、音楽家おんがくかになるかな。」と、おとうさんは、わらわれました。
年ちゃんとハーモニカ (新字新仮名) / 小川未明(著)
先生せんせいに、けば、おれが音楽家おんがくかになれるかどうか、わかるかい。」と、秀吉ひできちは、せきこんで、きました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
お前はくために書いたんだ。えら音楽家おんがくかになりたくて、人にほめられたくて、書いたんだ。お前は高慢こうまんだった、お前はうそつきだった、それでばつをうけた……そこだ。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
ただ一つの機械きかいにはされなかったので、てつぎんとで、できた一筋ひとすじせんは、この音楽家おんがくかきたえられるよりは、ほかに、だれもつくることができなかったからです。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
クリストフはそのえら音楽家おんがくかになりました。かれ音楽おんがくはいつも、かれ思想しそう感情かんじょうをありのままに表現ひょうげんしたもので、かれこころとじかにつながってるものでありました。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
無名むめい音楽家おんがくかは、このりっぱな発明はつめいによって、すでに有名ゆうめいになっていました。そして、そのひとつくられた、オルガンは、ひじょうな高価こうかのものでありました。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
愉快ゆかい楽器がっきがあったら、どんなに人々ひとびとがなぐさめられるであろうと、ある無名むめい音楽家おんがくかかんがえました。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
これは、そうした社会しゃかいはなしであるが、音楽家おんがくかや、ほかの芸術家げいじゅつかも、またおなじでした。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしは、たびをして、りっぱな音楽家おんがくかになってかえります。」
海のかなた (新字新仮名) / 小川未明(著)