“青馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あお33.3%
あを33.3%
あおうま16.7%
あをうま16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長良ながら乙女おとめが振袖を着て、青馬あおに乗って、峠を越すと、いきなり、ささだ男と、ささべ男が飛び出して両方から引っ張る。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
肝心の名前を忘れたと見えて、欄外と云ふ様な所に野々宮宗八どのとかいてあつた。此欄外には其外二三件ある。さく青馬あをが急病で死んだんで、作は大弱りでゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
鹽原夫婦も見送り/\、泣く/\帰りかゝりますと、向うからわい/\という声で大勢たいぜい駈けて来る其の先へ、まっしぐらに駆けて来たのは青馬あおうまで、荒れに荒れてトッ/\と来ます。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
水鳥みづどりかもいろ青馬あをうま今日けふひとはかぎりしといふ 〔巻二十・四四九四〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)