“乙女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとめ85.1%
をとめ9.5%
とめ1.4%
ユンクフラウ1.4%
おぼこ1.4%
かむろ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片方は十八の青年、片方は十七の乙女おとめ。二人は外界をみな敵にして秘密の中で出会うのです。自然とこいが芽生えて来たのも当然です。
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
悲しいことに黒木長者は、まだこの地藏の肌——乙女をとめの肌のやうに滑かに暖かいといふ肌——に、觸れて見たこともありません。
龍馬が常に云つていました、おれは若い時親に死別れてからはお乙女とめあねさんの世話になつて成長ふとつたので親の恩より姉さんの恩がふといつてね。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)
なんだかばかにされたような気がしたが、乙女ユンクフラウには悪い坊主メンヒと得体の知れないアイガーなんて奴が付いてるからだろう。
吹雪のユンクフラウ (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
「二郎お前がむやみに調戯からかうからいけない。ああ云う乙女おぼこにはもう少しデリカシーのこもった言葉を使ってやらなくっては」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
花の乙女かむろ後朝きぬぎぬ
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)