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青蝿
ふりがな文庫
“青蝿”の読み方と例文
読み方
割合
あおばえ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおばえ
(逆引き)
二人の別れたあとには、例の
蛇
(
ながむし
)
の
死骸
(
しがい
)
にたかった
青蝿
(
あおばえ
)
が、相変わらず日の光の中に、かすかな羽音を伝えながら、立つかと思うと、止まっている。……
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
老婆は、鼻の先で笑いながら、
杖
(
つえ
)
を上げて、道ばたの
蛇
(
ながむし
)
の
死骸
(
しがい
)
を突っついた。いつのまにかたかっていた
青蝿
(
あおばえ
)
が、むらむらと立ったかと思うと、また元のように止まってしまう。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
はげしい
天日
(
てんぴ
)
に、照りつけられたせいか、変色した皮膚のところどころが、べっとりと紫がかった肉を出して、その上にはまた
青蝿
(
あおばえ
)
が、何匹となく止まっている。そればかりではない。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
青蝿(あおばえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
蝿
漢検準1級
部首:⾍
15画
“青”で始まる語句
青
青年
青々
青苔
青柳
青葉
青梅
青山
青白
青銅