“震(ゆ)” の例文
かれここに速須佐の男の命、言(まを)したまはく、「然らば天照らす大御神にまをして罷りなむ」と言(まを)して、天にまゐ上りたまふ時に、山川悉に動(とよ)み國土皆震(ゆ)りき一。
戸(こ)ごとの燈火(ともしび)へ赤く霞(かす)んでいたが——そのうちに乾(いぬい)の方からぐわっと地鳴りが聞えて来たかと思うと——もう大地は発狂したかの如く震(ゆ)れに震れ洛中の人家九万余戸
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「すなわち天(あめ)にまい上ります時に、山川ことごとに動(とよ)み、国土(くにつち)皆震(ゆ)りき」
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
かくして寄する集會の騷はげしく大地震(ゆ)る、 95
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
不意に大地を震(ゆ)り上げられたかの如く、味方同士、腰の鞘(さや)と鞘をぶつけ合い、また、持ち直す槍の柄に味方の者の足もとを躓(つまず)かせ、また或る者は不必要なほど遠くへ横ッ跳びに身を交わし
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ポセードーンの大いなる不滅の脚の下に震(ゆ)る。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
陣一齊に震(ゆ)らしむる*藍光の目のアテーネー。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
もちろん大和(やまと)も相当に震(ゆ)れた。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)