“雨浸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまじみ50.0%
あめじみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向うから襖一枚、さっあおく色が変ると、雨浸あまじみの鬼の絵の輪郭を、乱れたままの輪に残して、ほんのり桃色がその上に浮いて出た。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
口の裂けた白黒まだらのいぬの、前脚を立てた姿が、雨浸あめじみに浮び出でて朦朧もうろうとお札の中にあらわれていけるがごとし。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)