“雄士”の読み方と例文
読み方割合
ますらを100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠く行く情人の足を蹈み止(とゞ)まらすもの、猛く勇む雄士(ますらを)の心を弱くするもの、情差(たが)ひ歓(よろこび)薄らぎたる間柄を緊(し)め固うするもの、涙の外(ほか)には求めがたし。人世涙あるは原頭に水あるが如し。
山庵雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
見ることを得る外部は、見ることを得ざる内部を語り難し。盲目なる世眼を盲目なる儘に睨(にら)ましめて、真贄(しんし)なる霊剣を空際(くうさい)に撃つ雄士(ますらを)は、人間が感謝を払はずして恩沢を蒙(かう)むる神の如し。
人生に相渉るとは何の謂ぞ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)