“真贄”の読み方と例文
読み方割合
しんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日の作家が病はその情熱の欠乏に基づくところ多く、人間観に厳粛と真贄しんしとを今日の作家に見る能はざるもの、しよくとして之に因せずんばあらず。
情熱 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
見ることを得る外部は、見ることを得ざる内部を語り難し。盲目なる世眼を盲目なる儘ににらましめて、真贄しんしなる霊剣を空際くうさいに撃つ雄士ますらをは、人間が感謝を払はずして恩沢をかうむる神の如し。
人生に相渉るとは何の謂ぞ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
真贄しんしの隣に熱意なる者あり。人性の中にし「熱意」なる原素を取去らば、詩人といふ職業は今日の栄誉をになふこと能はざるべし。すべての情感の底に「熱意」あり。すべての事業の底に熱意あり。
熱意 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)