“隣邸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
となり50.0%
となりやしき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くて其の月も過ぎて八月の三日となり、いよ/\明日あすはお休みゆえ、殿様と隣邸となりの次男源次郎と中川へつりく約束の当日なれば、孝助は心配をいたし
「そこです、」と、背後うしろから声を懸けたのは、二度目を配る夕景の牛乳屋の若者わかいもので、言い棄てると共に一軒置いて隣邸となりやしきへ入った。おもうにこの横町へ曲ろうというあたりで、処を聞いたものらしい。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)