隣近所となりきんじよ)” の例文
うだこたれ、だまつてりや隣近所となりきんじよでもわかんねえもんだが勘次等かんじらえゝしばら味噌みそせえくしてくんだから、一杓子ひとつちやくしりやしねえんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
卯平うへいもとより親方おやかたからうち容子ようすやおつぎの成人せいじんしたことや、隣近所となりきんじよのこともちくかされた。卯平うへいくぼんだ茶色ちやいろあたゝかなひかりたたへた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そんでもゆかうへへ四斗樽とだるかうさかさにしてえてね、そのうへいたわたしてやつとまあ居通ゐとほしあんしたがね、煮燒にやきすんのもやつとこせで、隣近所となりきんじよつたつてつたりたりすんぢやなし
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)