“門徒”の読み方と例文
読み方割合
もんと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日ごろ織田方に根づよい宿怨しゅくえんをもっている本願寺末派の長島門徒もんとに襲撃されて、この地方の織田被官はたいてい殺戮さつりくや焼亡の難に遭ったのであった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お宗旨は親代々の門徒もんと、年は何時いつまで経っても三十一、これが、銭形平次の戸籍調べである。
加越地方かゑつちはうこと門徒眞宗もんとしんしう歸依者きえしやおほければ、船中せんちうきやくまた門徒もんと七八めたるにぞ、らぬだにいまはしきの「一人坊主ひとりばうず」の、けて氷炭ひようたん相容あひいれざる宗敵しうてきなりとおもふより、乞食こつじきごと法華僧ほつけそう
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)