長足ちょうそく)” の例文
また、少し見ない間にも、安土の町とその文化が、長足ちょうそくな進歩を遂げているには驚いた——などと座談に興じ入ろうとする。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それよりまたかれ医学いがくのこのちかき二十五年間ねんかんにおいて、如何いか長足ちょうそく進歩しんぽしたかとうことをかんがはじめる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
今や我が国都鄙とひいたる処として庠序しょうじょの設けあらざるはなく、寒村かんそん僻地へきちといえどもなお咿唔いごの声を聴くことをことに女子教育の如きも近来長足ちょうそくの進歩をなし、女子の品位を高め
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)