“長谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はせ82.9%
はつせ11.4%
ハツセ2.9%
ハツセノ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松林を出ると、先刻さっき上って来た一筋の坂が、見るかげもなくなった長谷はせの町へ真直まっすぐに続いている。三人は黙々として下って行った。
九月一日 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
大長谷の若建わかたけの命長谷はつせ朝倉あさくらの宮にましまして、天の下治らしめしき。天皇、大日下の王が妹、若日下部の王にひましき。
恐らく人の怒りタケつた時、之を鎮める為に歌つた呪歌を、凡ゆるこの長谷ハツセ天皇の故事に基くものと伝へるやうになつたのであらう。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
並びに、内に入りて供奉す。唯、禰義等の申す辞は、タヤスく人に知らしめず。後、長谷ハツセノ天皇の崩ずる時に及びて、比自支和気のノコラザるに依り、七日七夜御食を奉らず。此に依りて、「阿良備多麻比岐アラビタマヒキ」。