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錦繍
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きんしう
ふりがな文庫
“
錦繍
(
きんしう
)” の例文
木曾の美は秋にあり、秋の紅葉の節にあり、滿山皆なさま/″\の
錦繍
(
きんしう
)
を着くるの時、雲に水に山に、その色彩の多きこと殆ど状するに言葉なし。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
でも、こゝには、
金銀如山
(
きんぎんやまのごとく
)
、
綾羅
(
りようら
)
、
錦繍
(
きんしう
)
、
嘉肴
(
かかう
)
、
珍菓
(
ちんくわ
)
、あり
餘
(
あま
)
つて、
尚
(
な
)
ほ、
足
(
た
)
りないものは、お
使者
(
ししや
)
の
鬼
(
おに
)
が
手
(
て
)
を
敲
(
たゝ
)
くと
整
(
とゝの
)
へるんです、それに
不足
(
ふそく
)
はありません。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
明州
(
みんしう
)
の
人
(
ひと
)
、
柳氏
(
りうし
)
、
女
(
ぢよ
)
あり。
優艷
(
いうえん
)
にして
閑麗
(
かんれい
)
なり。
其
(
そ
)
の
女
(
ぢよ
)
、
年
(
とし
)
はじめて十六。フト
病
(
やまひ
)
を
患
(
うれ
)
ひ、
關帝
(
くわんてい
)
の
祠
(
ほこら
)
に
祷
(
いの
)
りて
日
(
ひ
)
あらずして
癒
(
い
)
ゆることを
得
(
え
)
たり。よつて
錦繍
(
きんしう
)
の
幡
(
はた
)
を
造
(
つく
)
り、
更
(
さら
)
に
詣
(
まう
)
でて
願
(
ぐわん
)
ほどきをなす。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“錦繍”の意味
《名詞》
「錦繡」の別表記。
(出典:Wiktionary)
錦
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
繍
漢検準1級
部首:⽷
17画
“錦繍”で始まる語句
錦繍段
錦繍綾羅