“金風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきかぜ50.0%
あき25.0%
きんぷう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の招牌かんばんから釣込む植木屋は家々の招きの旗幟はた翩翻へんぽん金風あきかぜひるがえし、木戸々々で客を呼ぶ声はかれこれからみ合て乱合みだれあって、入我我入にゅうががにゅうでメッチャラコ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
金風あきの夕焼のなかで、ぼくはほんのりと酩酊して行った。
横町の食堂で (新字新仮名) / 竹内浩三(著)
碧空へきくう澄める所には白雲高く飛んで何処いづこに行くを知らず、金風きんぷうそよと渡る庭のおもには、葉末の露もろくも散りて空しくつちに玉砕す、秋のあはれはかり鳴きわたる月前の半夜ばかりかは
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)