“道楽”のいろいろな読み方と例文
旧字:道樂
読み方割合
どうらく55.6%
だうらく22.2%
ばか5.6%
やっ5.6%
ハピー5.6%
ホッビイ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
糟谷かすや西洋葉巻せいようはまきを口からはなさないのと、へたの横好よこずきにを打つくらいが道楽どうらくであるから、老人側ろうじんがわにも若い人のがわにもほめられる。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
蘿月らげつは若い時分じぶんしたい放題はうだい身を持崩もちくづした道楽だうらく名残なごりとて時候じこう変目かはりめといへば今だに骨の節々ふし/″\が痛むので、いつも人よりさきに秋の立つのを知るのである。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
十人並の器量を持ってゝ、世間では温順おとなしい親孝行者だといわれてるのに、お前が三年越し道楽ばかばかりて借金だらけにしてしまい、うちを仕舞うの夫婦別れをするのという事を聞けば
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
トルストイについてのゴーリキイの回想によると、この老聖者は散歩の時チェーホフに向って、「君は若い頃さかんに道楽やったかね」ときいた。
年齢五十二。道楽ハピーとして金儲け。ゴルフ、ポウカア、金儲け。
字で書いた漫画 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
彼は日頃口癖のように支那は彼の道楽ホッビイだが日本は彼の情熱パッションだと呼号している男である。殊に当時は上海へ引越し立てだったそうだから、余計日本の思い出が懐しかったのに違いない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)