過去帳くわこちやう)” の例文
「虫や魚の話ぢやありませんよ。それ、何處どこの家にも祖先といふのがあるでせう。その過去帳くわこちやう見たいな卷物を——何んとか言ひましたね」
其中そのうちあつらへた御飯ごはん出来できましたから、御飯ごはんべて、過去帳くわこちやうみなうつしてしまつた。過去帳くわこちやううちに「塩原多助しほばらたすけ養父やうふ塩原覚右衛門しほばらかくゑもん実父じつぷ塩原覚右衛門しほばらかくゑもん
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
頼み入と云に祐然則ちうけたまはり代香だいかうをなし夫より皆々本堂ほんだうへ來り過去帳くわこちやうを取出させ委細ゐさい調しらべける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
... の着物がのこつてります。それから御先代ごせんだい木像もくざう過去帳くわこちやうのこつてります」「それでは、ちよいとそれをつてもらひたい」といふと、女将おつかあすぐに車に乗つてつて取つてました。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)