“通衢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とほり40.0%
ちまた20.0%
おほぢ20.0%
つうく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餓ゑた時程人のかしこくなる時はない。渠は力の抜けた足を急がせて、支庁坂をりきつたが、左に曲ると両側の軒燈ともしび明るい真砂町の通衢とほり
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
君はこよひの舞臺にて、むかし羅馬の通衢ちまたるに凱旋の車をもてせしアヌンチヤタがいかに賤客にあざけられ、口笛吹きて叱責せられたるかを見そなはし給ひしなるべし。
ペツポ怒りて、かたくななる女かな、この木履もてそちが頭に、ピアツツア、デル、ポヽロの通衢おほぢのやうなる穴を穿けんと叫びぬ。
アマルフイイの市はつゝめる貨物しろものをみだりに堆積したるさまをなせり。羅馬なる猶太街ゲツトオの狹きも、これに比べては尚通衢つうく大路おほぢと稱するに足るならん。